エルメスのバッグを素材で選ぶ

エルメスのバッグを素材で選ぶ

— フォルムと発色、日々に寄り添う素材との出逢い —

はじめに

エルメスのバッグを迎え入れるとき、カラーやサイズ選びと同じくらい大切にしたいのが、「素材」です。今回は、現在のエルメスのバッグで特に定番とされる7種類の主要素材(エプソン、マダム、トゴ、トリヨンクレマンス、ネゴンダ、スイフト、シェーブル)をご紹介いたします。


凛とした佇まいを保つ、端正なシルエット

年月を経ても美しい形を保ち続ける秘密は、バッグの土台となる素材のしなやかな張りにあります。

「エプソン」「マダム」は、繊細な型押し加工によって端正なフォルムを保ちやすい素材です。フォーマルな席やビジネスシーンで、かっちりとした「外縫い」のケリーが手元にある安心感。型崩れしにくいため、凛とした美しさを長く楽しみたい方にふさわしい選択です。


時と共に深みを増す、しなやかな心地よさ

使い込むほどに柔らかく馴染み、上品な表情を見せる素材もあります。

「トゴ」「トリヨンクレマンス」は、自然な革の縮み(シュリンク)を活かしたシボが特徴です。リラックスしたシーンには、ピコタンの愛らしい丸みや、内縫いのバーキンが描き出すゆったりとしたドレープ感がよく似合います。

また、トゴやトリヨンクレマンスに見られる革本来の血筋(ちすじ)は、天然素材ならではの個性です。持ち主のライフスタイルにそっと寄り添い、少しずつご自身だけの形へと馴染んでいく過程を楽しむことができる素材です。


光と質感が織りなす、色彩のニュアンス

同じ「エトゥープ」や「ゴールド」でも、素材によって異なる表情を見せるのもエルメスならではの魅力です。

なめらかな質感が特徴の「スイフト」は、光を優しく吸収するため、カラーが濃密で美しく発色します。対照的に、シボのあるトゴやエプソンは光を柔らかく反射し、日常に溶け込む穏やかなトーンに。そして微細な艶を持つ「シェーブル」は、動くたびに上品な煌めきを放ち、装いの美しいアクセントとなります。


美しい状態を保つための、ささやかな気遣い

お気に入りのバッグと長く美しい関係を築くためには、素材の個性を知り、日々のささやかな気遣いを添えることが大切です。

表面に加工が施されたエプソンは、水滴にも比較的強く、デイリーユースにも頼もしい存在です。また、オール素材のガーデンパーティに多く用いられる「ネゴンダ」も、自然なシボの味わいを持ちながらキズや水に比較的強く、気負わずに持ち歩ける実用性の高さが魅力です。

一方、トゴやトリヨンクレマンスは、雨粒などがついた際は、できるだけ早く乾いた柔らかな布でそっと拭き取ってあげてください。日常のお手入れは、特別な道具を用いず、柔らかいクロスで優しく乾拭きすることが基本です。市販の化学的なクリーナーの使用は控え、素材本来の風合いを守るケアを心がけましょう。


【保存版】エルメス 定番素材・スペック早見表


シーンで選ぶ、エルメス素材のヒント

ご自身のライフスタイルに当てはめて、素材選びの参考にしてみてください。

お仕事やフォーマルシーンに:

端正な形を保ち、キズが付きにくい
「エプソン」「マダム」

 

日常使いやリラックスした休日に:

キズが目立ちにくく、しなやかな
「トゴ」「トリヨンクレマンス」
実用性に優れた
「ネゴンダ」

 

鮮やかなカラーや夜のお出かけに:

発色が美しく、なめらかな
「スイフト」「シェーブル」


おわりに

素材ごとの特徴や個性を知ることで、ご自身のライフスタイルやシーンに合う選び方がより明確になったのではないでしょうか。

エルメスのバッグは、その造形美だけでなく、選んだ素材と共に時を重ねる存在です。本記事が、お客様にとっての「一生モノ」の素材を見つけるきっかけとなれば幸いです。

GINZA SATAKEでは、写真や言葉だけではお伝えしきれない素材の実際の質感や重さなどについてのご相談も承っております。ぜひお気軽に店舗へお立ち寄りいただき、ご自身の手で触れてお確かめくださいませ。

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※掲載の画像はイメージです。実際の商品と色味や質感が異なる場合がございます

※素材の特性は個体差により異なる場合がございます

※本記事はガイドラインとしての情報提供を目的としており、商品の在庫状況とは無関係です

※お手入れ方法は素材や状態によって適切な方法が異なりますので、詳しくは店舗スタッフまでご相談ください

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